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目ざめよ! 1971
目71 2/22 13–16ページ

わたしたちのはく くつ

どんなスタイルのくつをはこうか。大きさはこれでよいのか。くつがじょうぶにできているかどうかは,どうしたらわかるのか。くつを買う際,必ずこうした問題や,他にもたくさんの質問を考慮しなければならない。

そうした質問を慎重に考慮するのはたいせつである。なぜなら,一足のくつが,それを新しく購入した人の全般的な健康と福祉に及ぼす影響は,決しておろそかにはできないからである。自分の足によく合っていないくつは,激しい痛みや不快感を催させ,頭痛,背の痛み,こむら返りの誘因となることさえある。まめ,つめの障害,指の変形,へんぺい足といったつらい足の病気は,注意してくつを選べば,たいてい避けられるものである。

人は生がいに12万キロ以上歩くという。それほどの距離を気持ちよく歩かないというほうはない。

スタイルに欺かれて,はきごこちを軽視してはならない

では,どのようにしてくつを買えばよいのか。不幸なことに,多くの人は,はきごこちよりもスタイルを重視したくつを選ぶ。そのようにしてくつを選ぶと,たいていの場合,相当痛い思いをさせられる。いかにスタイルが良くとも,ついには,自分で自分を苦しめるやり方に耐えられなくなって,くつを投げ出してしまうのが関の山であろう。

スタイルを第一にしてくつを選ぶなら,思いがけない問題をみずから招いたり,足の形をひどくそこなったりすることになりかねない。たとえば,数年前,先の細いくつが流行したが,それに関して一通の手紙が,アメリカ,オハイオ州クリーブランドのプレイン・ディーラー紙に掲載された。「高価な犠牲を要求するスタイル。一女性,足の指2本を失う」という見出しのもとに,その手紙はこう述べている。

「おおかたの女性と同様,私も流行を追いたくて,みんながはいているようなくつを買いました。先のとがったハイヒールは,はきごこちが悪かったのですが,流行だからしかたないと思っていました。ところが,足があまりにも痛むので,医師にみてもらったところ,指を2本切断しなければならないと告げられました。私の驚きは想像にかたくないことと思います。それは1年前のできごとですが,それ以来,足の指を1本か2本切り取った女性のことは,何度も聞いています」。

だから,くつを買う際には,スタイルに欺かれて,はきごこちを軽視してはならない。くつは,その用途に応じて,適当なものを選ぶことである。歩行あるいは仕事用のくつ・ふだんはくくつ・よそ行きのくつ・常時はくくつ,というようにいろいろある。

足に正しく合うかどうかを確かめる

くつそのものがよくても,足に正しく合うものを注意して買うようにしなければ,やはり足を痛める。その点,くつを買う時間を確かめるのがよい。なぜかというと,たとえば,朝早く,自分の足に合うくつを買おうと思っても無理だからである。その日の後半になるほど,幾分かではあるが,足は膨張する傾向がある。したがって,くつを買うのは,午後おそくなってからが賢明である。また,暑い気候のもとでは,足は伸長することを覚えておくとよい。

大ぜいの人が経験していることであるが,新しいくつを買う場合,足の大きさを計ってもらうのが望ましい。一つには,メーカーによってくつのサイズに多少の相違があるからである。また,ある人たちの経験によると,足の大きさを計ってもらう時には,起立するのが良いそうである。そうすれば,足は伸長し,全体的によくあったくつを選べる。それに,片方の足が他方の足よりやや大きい場合が普通であるから,両方の足の大きさを計ってもらい,大きい方の足に合ったくつを選ぶことである。

かかとはきちんとしていて,はまりぐあいの良いものでなければならず,きつすぎるのは禁物である。同時に,かかとの高さや形も,特に女性のくつの場合,重要な問題である。一般に,女性が足の病気にかかる率は,男性の場合の4倍に相当するが,それはハイヒールにおもな原因がある。かかとが高ければ高いほど,からだは前方に傾斜し,平衡を保つために腰部が後方に引っ込む。この姿勢は不自然であり,無分別にも長期間ハイヒールをはいていると,足や背にいろいろな問題を起こす。一般的に言うと,かかとは高さが4センチを越えてはならず,しっかりと足が立てるよう,幅が十分なければならない。かかとがまるでくぎのように細い,いわゆる“スパイク”式のくつは,足のためにもよくないし,姿勢を悪くする原因となる。

足の一番幅広い部分が,くつの一番広い部分に楽々とはまるようでなければならない。つま先には,足の指が普通に並ぶだけの広さが必要であり,一番長い指よりやや長めのくつを求めるべきである。ある程度,その中で足の指を動かせるようなくつでないと,小さすぎるとみてよい。くつが窮屈すぎたり,短すぎたりすると,指は,V字を逆にしたような形にならざるをえず,かぎ形に曲がってしまう。そうした変形した足指を持つ人は少なくない。くつは,買った時点で,すでにはきごこちがよくなければならない。はいているうちに慣れてくるだろう,と期待するのは賢明ではない。

くつを買ったなら,家に帰ってから,敷物の上でもう一度はきごこちをためしてみるとよい。思うように足に合わなければ,取り替えてもらえるかもしれない。

子どものくつ

子どものくつを選ぶ際には,特に注意がかんじんである。幼児や十代の子どもが足に問題を起こす場合,最も一般的な原因は,足に合ったくつをはいていないということである。くつがすぐ小さくなってしまう,ということがよくある。この点に対して,ザ・ワールド・ブック百科事典はこう指摘している。

「くつの大きさは,2歳から6歳までの幼児の場合,4ないし8週間ごとに,6歳から10歳までの児童の場合,二,三か月ごとに変わる。12歳から,15歳までの少年少女は,4か月ごとに,それ以上の少年少女は,足が完全に発育しきるまでの間,約6か月ごとに,くつの大きさを調べる必要がある」。

くつが古くならないうちに小さくなってはけなくなってしまうほど,成長の早い子どもをかかえている親の多くは,あまり高くないくつを買うのが得策であると考えている。そうしたくつを買う場合には,内側をさわってみて,はきごこちを悪くするざらざらしたところがないかどうかを確かめればよい。

子どもの足は発育途上にあるわけだから,後年になって奇形をきたさないよう,十分な注意が必要である。アメリカ医師会の推定によると,同国の児童の50から80%が,なんらかの足の欠陥を持っているということである。ゆえに,子どものくつを選ぶ際には,足が大きくなることを計算にいれて,指のあたりに2センチ弱の余裕をみておくとよい。1か所だけがいつもすりへることがないか注意する必要がある。それは,くつが小さすぎるか,よく合っていないかの証拠であり,足に異常をきたす危険性がある。子どものくつを,年下の子どもにさげるのは良い方法ではない。くつは,はく人の足に合った形になるからである。

質と作り方の良いものを捜す

おとなのくつを選ぶ場合には特に,その質と作り方が重要になってくる。長持ちさせたいからである。買いたいと思うくつを注意深く調べて,作り方にそまつなところや,いいかげんなところがないかを見きわめることだ。くつを買う場合,くつの甲については,縫い糸はしっかりしているか,縫い目に不ぞろいの箇所やこぶになっているところ,針のあなで不必要に大きいものはないか,また,接着剤が表面に出てはいないかなど,全部確かめるべきである。さらに,くつ底の縫いぐあいも調べる。縫い糸がそろっていなかったり,縁の方に縫い目がそれたりしているなら,作り方のへたな証拠と言える。

くつには裏がついているかどうかも確かめる。少なくとも,はき口には,伸張や摩擦を防ぎ,汗を吸収するための裏がついているべきである。

安いくつは,耐久性・外観・はきごこちの点から言うと,必ずしも得な買い物とはかぎらない。実際にはきごこちの良いくつは,高いのが普通である。くつ底の厚さだけで,くつの持ちのよさを判断してはならない。むしろ,作り方や皮の質が,くつの寿命と重要な関係を持っている。

くつの手入れ

くつを長持ちさせるには,十分な手入れがかんようである。しかし,身のまわりの中で最もそまつにされがちな物の一つはくつである。新しいくつを買ったら,はく前に,良質のクリームを塗って皮をなめらかにするとよい。そうすれば,初めの色つやが保たれる。

新しいくつを初めてはく場合,舌皮やひもが平らで真っすぐになっているかどうかを確かめるのがよい。それを数回繰り返すなら,あとで問題が起こることはないであろう。しかし,最初から曲がったままにしておくと,くせがついてしまってなおらない。

くつをはく時には,くつべらが役にたつ。くつを脱ぐ時には,くつひもをゆるめるのが良い。そうすれば,縫い目が裂けたり,後ろの部分が破れたりすることがない。

もし2足以上のくつを持っているなら,1日おきに交互にはくようにすれば,くつの寿命を相当延ばせる。脱いだくつは,通気のよいところに置くと,汗のために皮が腐るというようなことがない。はかないくつには,くつ型をいれておくと良い。多くの人の経験からすると,くつ型はくつがそったり,しわになったりするのを防ぐ。ただし,通気を妨げるようなくつ型は用いるべきではない。くつは適度に通気のよい状態にしておくのが必要だからである。

くつは随時きれいに手入れをしなければならない。布切れ・スポンジ・ブラシなどを湿めらせ,できたら,皮専用のせっけんを使ってくつを洗うなら,表面に固着した異物を除去でき,クリームはいっそう楽に皮の中に浸透することになる。くつ底の縁や,かかとをきれいにすることも忘れないように。布で強くこすると,皮は暖かくなり,クリームを吸収しやすくなる。

適量のクリームを塗って,よくこすり込むこと。クリームをすり込むためには,化粧用のパフのようなものを使うと効果があがるし,その種のものはたいていくつクリームのかんの中に入れることもできる。それから,つやだし用の布切でくつを強くこする。そうすると,ワックスが皮の中に浸透し,表面はかわいて,くっきりと仕上がり,余分のワックスが残らない。光沢はしばらくは消えないし,強く表面をふくと,また光沢が出てくる。くつの外観をよく保つには,何度もそうしなければならない。いつもはくくつならば,1週間に1回はそうする必要があろう。

かかとやくつ底も,必要に応じて取り替えるのを怠らないこと。さもないと,みっともないばかりか,すりへったかかとや型くずれしたくつは,足に負担をかけることになる。

わたしたちのはくくつは,健康ばかりか,楽しい生活の点で,確かに重大な影響を及ぼしている。したがって,流行にとらわれないようにし,はきごこちや耐久性,それに,快い外観などのたいせつさに留意し,注意深くくつを選ぶのが賢明である。

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