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目ざめよ! 1984
目84 1/22 29–31ページ

世界展望

司祭の不足

● 米国: ニューヨーク・タイムズ紙の報道によれば,ローマ・カトリック教会の神学校の在籍者は,1972年には2万2,963人だったのが,1982年には1万1,500人に減少した。司祭の不足という問題に拍車を掛けたのは,老齢の司祭が死亡する割合と若手の僧職者が辞職する割合が増加したことである。もしこの傾向が続けば,次の10年間に米国の司祭の数は半分になると情勢分析家は予告している。それに加え,第2回バチカン公会議後の1966年以降,修道女の数は18万1,421人から12万1,370人に減り,修道会に属するカトリックの修道士の数も60%以上減少して7,880人となった。法王はこのような激減について「非常に憂慮」しており,「修道者の年齢の中央値は高まっており,教会の必要に仕える彼らの能力は次第に限られたものとなっている」と発言することを余儀なくされた。

● オーストリア: 「カトリックの優勢なオーストリアで,遅くとも15ないし20年以内に,二つの教区につき一つから専属の司祭がいなくなるだろう」と,ドイツのシュベービッシェ・ツァイトゥンク紙は伝えている。行なわれた調査によれば,今でさえ全教区の5分の1には「専属の教区司祭」がいない。その調査は,オーストリアの僧職者の老齢化がかなり進んでいることにも注意を促した。

● カナダ: トロントにおけるローマ・カトリックの司祭の不足が深刻な事態に達しているため,大司教区は僧職者を募る広告キャンペーンの一環として,十字架にはりつけにされたキリストを描いた35枚の広告看板を市内に出した。3,000人の教区民につき一人の司祭という現在の割合が,5年後には5,000人に一人という割合に下がってしまうのではないかと懸念されている。トロント・サン紙の一論説は,「司祭の不足が生じているとすれば,地元の大司教区ではなく,神が彼らをお召しになることをやめようと決意されたからである」と述べ,この取り組み方に対する評価を下している。

戦争の危機が高まる

● ワシントン世界監視協会という研究グループが,現代の科学技術は核戦争の危機を高めているとの警告を発している。この報告を書いたダニエル・デュードニーは,通信と情報に関する科学技術が極めて急速に発達したため,それらの科学技術は軍備競争において「ますます中心的な役割」を帯びつつある,と述べている。情報に関する科学技術は戦争の武器を制御するのではなく,核による攻撃を仕掛ける誘惑を強める,と同報告は主張する。高度に進んだ通信システムは極めて害を受けやすく,よって「危機的な状況下で第一撃を加えたいという誘惑にかられやすくなる」と論じられている。

アフリカとヨーロッパを結ぶ

● ヨーロッパとアフリカを結ぶという考えは100年以上検討されてきた。スペインのマドリードで最近開かれた会議の結果,トンネルで二つの大陸をつなぐ計画を進める正式の許可が下りた。長さ14㌔に及ぶトンネルはジブラルタル海峡の下を通り,スペインとモロッコを結ぶ。このトンネルの建設には約5年の年月とおよそ20億㌦(約4,800億円)の費用がかかる。1980年代の終わりまでに完成することを目標としている。

ソ連の経済

● ソ連の経済学者がクレムリンの当局者に送った30ページに及ぶ覚え書きは,10年以上低迷しているソビエト経済の巻き直しを図るため,「国家の経済運営の徹底的な建て直し」を提唱している。ノボシビルスクにある,科学アカデミーのシベリア支局と結びつきのある経済学者たちは,ソ連の経済の潮流が沈滞している理由として巨大化した時代遅れの官僚政治を挙げている。「このシステムの枠内において人々は経済機構の“歯車の歯”とみなされ,その結果,機械や資材の如く従順に(受身の姿勢で)行動した」ために,彼らの「創造的刺激」が押さえつけられた,とその覚え書きには示されている。どんな結果が生じているだろうか。この報告は,「仕事に対する無関心な態度,仕事の質の悪さ」および『こそ泥のまんえん』が見られるとしてソ連の労働者を非難している。

イスラムの近代化?

● 43の国々を集めてメッカで開催されたイスラム教徒会議の日程の冒頭で,サウジアラビアのファハド国王は,イスラム教徒の律法を改革して「現代の生活にかかわる挑戦」に対する答えを見いだすことを目的とした,全世界的な規模の新しい神学団体の結成を要請した。イスラム法の一部の適用を再評価する手段としてイジティハード ― 神聖なるイスラム法の解釈 ― の復活を提唱したのである。イスラム教徒の全指導者がこうした変化を願っているわけではないが,マレーシアの一閣僚であるアンワル・イブラヒムはこう述べた。「イジティハードを復活すれば時代遅れの思想や考えを除去できる。……イスラム法を現代の世界と調和させるのは我々にとって必要なことだ」。

栄養障害性貧血

● 発展途上国の大勢の婦人,少なくとも2億3,000万人に貧血症が見られる,と世界保健機関(WHO)の統計季刊誌は推測している。これらの婦人たちは一つないしはそれ以上の必須栄養素,おもに鉄分の不足が原因で貧血症にかかっている。WHOが「今日の世界で最もひんぱんに観察される病気の一つ」と呼ぶもの ― 鉄欠乏性貧血症に一番ひどく冒されるのは妊娠した婦人である。WHOの統計学者エリカ・ロイストンは,「妊娠していない婦人の約半数,および妊娠している婦人の3分の2近く」に栄養障害性貧血が見られると述べている。アフリカ,アジア,中南米の地域を調べた後,その報告は,「栄養障害性貧血のほとんどは予防できる」と述べた。

子供がいないまま年を取る

● 「子供がいないとしたら,年を取った時にどうなるのか」。これは子供のいない人々によく出される質問である。「家族関係」誌は,「子供のいない人々が老年期にどのように生活しているか,および子供を持つ同年配の人々よりも生活がしづらいかどうか」に関する,アイオワ州立大学社会学部のパット・M・キースによる最近の研究を公表した。72歳以上の,子供のいない人といる人を対象にした面接に基づくキース教授のこの研究の結果,「子供がいるからといって,必ずしもこれら年老いた親たちの孤独感が薄らぐわけでも,そうした親たちが人生をより積極的に評価できるわけでもなく」,したがって,「子供の有無は非常な高齢に達した人々の生活を著しく変えるとは思えないという結論が下された」。

罪を退けるフランス人

● カトリック系の週刊誌レ・ペルランに掲載された調査によれば,フランスに住む人々の90%までがもはや罪があるということを信じておらず,罪の概念を受け入れているのは4%にすぎない。加えて,全人口の82%までがローマ・カトリック教徒であるこの国で,告解に一度も行ったことがないと言った人が69%おり,年に一度かそれ以下しか行かない人が13%いることがこの調査で明らかになった。

シナイで明らかにされる古文書

● 1975年にシナイ山の聖カタリナ修道院でギリシャ語聖書の写本が発見されたことは大きな衝撃を与えた。ドイツ連邦共和国のミュンスター市にある新約聖書本文批評研究所のバーバラ・アーラントとクルト・アーラント両神学教授はついに同修道院との合意にこぎつけ,それらの本文の研究と分析を行なう許可を得た。これまで知られていなかった60以上のギリシャ語聖書の写本がフィルムに収められたが,この資料はミュンスター市の研究所において,聖カタリナ修道院で発見された既知の1,200に上る古代の他の写本と比較されることになっている。ドイツの新聞ベストフェーリッシェ・ナッハリヒテンによると,同研究所と同修道院の間のこの合意は,著名なギリシャ正教会の当局者を仲介者とする独占的な契約の形を取っている。

非常に長い尾

● 最もよく知られた短周期のすい星の一つ,テンペル-2が初めて3,200万㌔におよぶ尾を見せて,英国レスター大学の英国人天文学者たちを驚かせた。かつては目に見えなかったその尾は,直径1.6ないし3.2㌔の核から太陽の力で吹き払われた塵で構成されているものと見られ,IRAS(米国,英国,オランダの赤外線天文衛星)がその尾をキャッチした。比較的ひんぱんに戻って来るこれら短周期のすい星(テンペル-2は約5.28年の周期で戻って来る)には目に見える尾はないものと考えられていた。しかしIRASの赤外線がテンペル-2の非常に長い尾をキャッチしたということは,どのすい星にも尾があることを意味するのかもしれない。

歯を救う方法

● 歯をみがけ,デンタルフロスを使え,と子供たちに文句を言うことには飽き飽きしているだろうか。しかし,もう文句を言う必要はない。代わりに,親自身が子供の歯をみがき,デンタルフロスを使えばよい,と南カリフォルニア大学小児歯科の医長,ロナルド・ジョンソン博士は提案している。「7歳ないし8歳以下の子供たちには徹底的に歯の掃除をすることはとても不可能である。手先が器用でない子もいれば,責任感のない子もいる。親がしてやったほうが子供の歯はずっときれいになる」とジョンソンは述べている。ジョンソン博士は,就寝前に毎日完全に歯をみがき,デンタルフロスを使うことは非常に重要なので,子供たちに任せきることはできない,と考えている。

ぴよぴよ鳴くペット

● オランダで貸しニワトリが大変な人気を博している。オランダ・ヘラルド紙の伝えるところによると,ブラバントのニュネン子供農園財団は,子供と動物の親睦を深める運動を後援するというアイディアを実行に移した。しかしニワトリについて考えてきたのはなぜだろうか。貸し羊や貸し牛,あるいは貸し豚にならなかったのはなぜだろうか。ニワトリは比較的扱いやすく,その上ニワトリを飼う家族はカゴに入った2羽のニワトリ分として11㌦(約2,640円)を支払うだけで卵という収益が得られる,ということである。

ポーランドでの堕胎

● アメリカン・メディカル・ニューズ誌の報告によると,ポーランドでは堕胎の数が出産の件数を上回っている。政府の統計が示すところによると,同国で1982年に80万ないし100万件の堕胎が行なわれたのに対し,出産の件数は70万2,000であった。堕胎を厳しく禁じるローマ・カトリック教会が3,600万の住民に強力な社会的影響を及ぼしているこの国で,なぜそれほど多くの堕胎が行なわれるのだろうか。その報告によれば,ある専門家は「食糧不足」や「深刻な住宅不足」に原因があるとしているが,「一方,使用可能な産児制限の唯一の合理的な方法として堕胎を考える夫婦が多いと論じる人もいる」。そしてこの報告には,「ポーランド政府と共産党機関は,[無料の診療サービスという]堕胎のための誘因を備えている」と示されている。

中国の犯罪の問題

● 3年間にわたって犯罪の取り締まりを強化してきたにもかかわらず,中国には依然として不法に関する「多くの問題」が存在する,と中国の新しい公安相,劉復之が人民日報の中で述べている。劉氏の話によると,1981年以降,「殺人,盗み,強姦,窃盗などの主立った犯罪の明確な減少は見られなかった」。中国の新しい中産階級が犯罪者の主要な目標となっている。オーストラリア,メルボルンのザ・エージ紙は,「公安省は,裕福な農民の保護を目的とした『敏速な行動』を命ずる回報を全国の同省職員に送った」と述べているからである。犯罪の問題をいっそう悪化させているのは,「多くの農民が『財産はすべて公平に分割すべきだ』との考えを捨てないことである」と,ザ・エージ紙の北京通信員は伝えている。

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