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  • 初めて戸別訪問に携わるとき
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1970
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1970
塔70 7/1 396–399ページ

初めて戸別訪問に携わるとき

午前8時30分,ひとりの婦人があるエホバの証人の家の戸をノックしました。婦人はその証人としばらくのあいだ聖書を学んでいました。その証人の返事を聞いた婦人は,あなたはきょう,なにをなさるつもりですか,と尋ねました。証人は,聖書の真理の音信を携えて人々を訪問するしたくをしているところです,と答えました。「それはよかったわ。わたしが伺ったのはそのためです。ごいっしょさせていただけませんか」。エホバの証人が,その日初めて戸別訪問に携わるその熱心な婦人を喜んで伴ったことはいうまでもありません。

エホバの証人に同行して,神の真理を伝道する仕事に参加しはじめたもうひとりの婦人がいます。2回目の伝道のあと,彼女は,「わたしは今まで貴重なものをほんとうに見落していました」と語りました。そうです,その婦人は,こうした最も楽しいこのような仕方でエホバ神に仕えることがどんなにとうとい特権であるかを認識したのです。

イエスが始められた喜ばしい仕事

エホバの証人は,幾十万人もの人々が,聖書に述べられているエホバ神のみこころを学ぶよう援助しています。そうした人々は,神のお目的に対する認識を深め,神のみことばの正しい原則に一致して生活するようになると,戸別伝道の仕事に携わって,神に仕える仕事が自分たちの土地で行なわれているところを知るように招待されます。こうしてエホバの証人は,イエス・キリストが地上におられた時に残された模範に従っています。聖書によれば,イエスは村々をめぐって神からの真理を伝道し,また,同じことをするよう弟子たちを訓練されました。―マルコ 6:6-13。ルカ 10:1。

あなたはこれまでしばらくの間エホバの証人と聖書を学んでこられましたか。もしそうなら,あなたを援助してきた証人は,戸別伝道の仕事にいっしょに携わるようあなたを招待しませんでしたか。もちろん,あなたが家庭聖書研究を始めたばかりのかたなら,そうした招待を受けることはないでしょう。しかし,この活動に携わってみたいと思われるなら,あなたと聖書研究をしているエホバの証人にそのことを話してみてください。

この御国伝道の仕事を始めた幾千人もの人々は,それがたいへん楽しい仕事であることを知りました。自分たちは,イエスやその使徒たちがしたとおりに行なっているのだということを知って,大いに喜んでいるのです。(使行 20:20)そうです,エホバの証人は地上のいたるところで,人々がこのような仕方で神を賛美するわざに加わるのを助けています。―詩 145:11。

こうした招待を受けた人のなかには,戸別訪問にいちまつの不安を感じておられるかたがあるかもしれません。ひとりで行くよう求められるわけではありませんから,少しも心配するには及びません。エホバの証人のひとり,おそらくあなたを教えている証人がおともするでしょう。自分も何か話したいと思われるなら,前もってその準備を助けてもらえるでしょう。

彼らの不安は消え去った

自分が一度もしたことのない事柄をする場合,多少の不安を感ずるのはごく自然です。しかし,自分は神を喜ばせているのだということを知って喜びを得ると,そうした不安は消え去ります。たとえば,エホバの証人に同行して初めて戸別訪問をした時の経験について,ある人はつぎのように語っています。

「エホバの証人に同行して伝道の仕事に携わるよう招かれた時,教えてもらっていたかたに,わたしには人に話す自信がない,と申しました。すると,あなたは聞いているだけでよいのです,と言われました。また,もしわたしが何かしたければ,御国会館で予定されている講演の招待ビラや,聖書の教えをしるしたパンフレットを,会う人々に手渡してもよい,と言われました。

「日曜日の当日,エホバの証人たちと会った時,わたしはいくぶん興奮していました。しかし,最初の家を訪問しただけで不安は消え去ってしまいました。応対に出た男の人は証人の話をたいへんよく聞いて2冊の雑誌を求め,わたしはその人にビラを手渡しました。こうして自信がつきました。するとその人は,自分はカトリック教徒だが,だれかが神について話しに来てくれるのはうれしいことだと言いました。このことで大いに勇気を得たわたしは,次に訪問した家で2冊の雑誌を紹介したいと思いました。それでやってみたところ,家の人は雑誌を求めてくださったので,わたしは感激しました。現在,わたしはこの伝道の仕事に定期的に携わって,大きな喜びを得ています」。

戸別訪問の活動に初めて携わったその日に不安が消え去るのを経験したもうひとりの証人はつぎのように述べました。「伝道の仕事に携わることに同意したところ,そのエホバの証人は親切にも,戸口で行なえる短い聖書の証言を準備するようわたしを助けてくださいました。しかし,わたしの答えられない質問を家の人がするのではないだろうかという多少の不安がありました。

「戸別伝道をする予定の区域に着いたとき,わたしはまず自分ひとりで伝道してみたいと証人に話しました。そのかたの同意を得たわたしは,最初の戸口に向かいながら,『この家はるすであってくれないかなあ』とひとりごとを言いました。その家ではなんの応答もなかったので,ほっとしました。同じ気持ちで次の家を尋ねたところ,婦人が応対に出ました。わたしはかなりあがってしまいましたが,訪問の目的をなんとか説明しました。

「その婦人は話を聞いてから,わたしが紹介した聖書文書をていねいに断わりましたが,わたしのような若者が人々の家を訪問するとは感心なことです,と語りました。また,エホバの証人の中では若い人々が聖書に関心をいだいているので,エホバの証人を尊敬している,と述べました。わたしはこうした賞賛のことばにほんとうに励まされ,不安が消えました。人から聖書について質問されるのではないかなどと心配するには及ばないことにやがて気づきました。普通の家の人の場合,質問されることはほとんどありません。もし何かあるとすれば,家の人に話してもらうために,たいてい,こちらが質問しなければならないものです。わたしは,このきわめて楽しい活動にしりごみしなかったことをたいへんうれしく思っています」。

伝道に携わっている際に,自分の知っている人に会いはしまいかと不安に思う人がいるかもしれません。もしそう感じておられるなら,次の経験を考慮してください。「わたしは高校でみんなによく知られていました。また父が空港の責任者なので,わたしの住む小さな町の人々はたいてい,わたしの家族を知っていました。初めてエホバの証人といっしょに伝道の仕事に携わった土曜日の朝,わたしは友だちに見られはしまいか,もし友だちに見られたらどうだろうと考えました。

「さて,伝道を始めてしばらくして,数人の友だちがそばを通りましたが,彼らはわたしを見ただけでしたから,思ったほど不愉快に感じませんでした。友だちに見られた,ただそれだけのことでした。その後,ある家の人に2冊の雑誌を配布した時,物事を成し遂げた喜びのため,心がいっぱいになったわたしは友だちに見られたことなど忘れてしまいました。この仕事を始めたことをわたしはたいへんうれしく思っています。なぜなら,この仕事で味わえる満足感は,ほんとうにすばらしいものだからです」。

もうひとりの若者は,戸別訪問の伝道の際に自分の知っている人に会うのはたいへん有利だということを知りました。

「同級生に会うのはたしかに有利だということがわかりました。というのは,わたしを知っているので,わたしが訪問した理由を一応聞かないわけにはいかないと感ずるからです。他の証人が訪問した場合のように親を呼ばないで,たいてい,わたしの話を聞いてくれます。学校でもわたしのところに来て聖書について尋ねるほどです」。

もちろん,伝道の仕事に携わったそれらの人々は,戸別訪問をするよう招待された時,すでに教会を脱退しており,教会の礼拝にも出席していませんでした。その行ないは,それらの人がエホバの証人として認められ得るものでした。また彼らは聖書全巻を,霊感による神のみことばとして受け入れ,他の人が聖書を学ぶのを助けたいと考えています。そうです,こうした条件にかなう人だけが,公のこのクリスチャン活動に参加するよう招待されるのです。

良いたよりをわかち合いたいと願う

神のみことばである聖書から学んでいる事柄をぜひ他の人に知らせたいと願う人々がいます。そして,招待される前に,伝道の仕事に自分も同行できまいかと証人に尋ねる場合があります。たとえば,ある若い男の人は証言の仕事にぜひ携わりたいと願っていましたが,その生活事情が改善されるまではそうすることができませんでした。ついに問題が処理されるや,彼はただちに証人の家に行き,「群れの皆さんが戸別伝道をするのはいつですか」と尋ねました。たいへんよろこんだその証人は,この若者の気高い志がかなえられるよう手はずをととのえました。

エホバの証人といっしょに初めて伝道に出かけた時のことについて,その若者はこう語りました。「伝道の仕事に携わるために集合したその土曜日,わたしは深い喜び,つまり,エホバの証人とともにいることから得られる大きな喜びを味わいました。わたしは年配の証人に同行しましたが,戸口で聖書の真理を伝えるその仕方に深い感銘を受けました。最初の家での証言を聞いたのち,わたしも,ぜひ自分で証言してみたいと思いました。もう二,三軒訪問するところを見てもらうほうがよいと考えたその証人は,もう少し見ているようにと親切に励ましてくれました」。

どうしてこのように伝道したいと願うのですか。その若者はこう答えています。「聖書を学んでほんとうに大きな喜びを得たので,わたしも行って,自分の学んだことを他の人々とわかち合いたいと思いました。わたしはエホバ神の目に正しいことを行なって大きな満足を得,今もそうした満足を得ています」。

聖書を学んで4か月を経たばかりのもうひとりの人はこう語りました。

「聖書を学びはじめた時,自分の学んだ事柄を他の人に話すのは当然だということを知ったので,ある晩の集会後,『明日,戸別伝道におともしたいと思います』とひとりの証人に話しました。

「しばらくのあいだ,他の証人が伝道するのを見聞きしてから,初めて自分で証言することになりました。わたしは準備した聖書の証言を一気にしたのを覚えています。それでも家の人はわたしの話に耳を傾け,2冊の雑誌を求めました。それはほんとうに大きな喜びでした。その日以来わたしはこの喜ばしいわざに定期的に携わり,神の真理を他の人々にわけ与えてきました」。

あなたもこれらの人々と同様,良いたよりを他の人々にわかち合いたいと願っておられますか。では,あなたを援助している証人と話し合って,こうした価値ある活動にあずかるにはどんな手順をふまねばならないかを検討してはいかがですか。

最初に感じられるためらい

性格は人によって違うため,なかには,神の真理を理解する面では進歩していても,戸別訪問をして聖書の良いたよりを他の人とわかち合うことをためらう人もいます。「わたしは,エホバの証人に同行して伝道の仕事に携わるよう勧められた時,戸別訪問はできないと断わりました。証人たちに同行しましたが,車の中に留まって,証人たちが伝道するのを見ていました。証人たちは時々車に戻ってきては経験を話してくれました。このようなことが4回続きました。証人たちは忍耐強く,愛を持ってわたしを励ましてくれました。

「ついにわたしは,証人たちのしているわざを自分も行なわねばならないということを悟り,一軒の家を指さして,あの家を訪問してみます,と言いました。想像していただけると思いますが,あき家と思えるようなあばら屋をわざと選びました。ところが,戸をたたくと返事がありました。わたしはやっとのことで短い証言をしました。この経験から大きな喜びを得たわたしは,それ以来できるだけひんぱんに戸別訪問の仕事に携わり,喜びを得てきました」。

つぎにこの活動に関するある母親の感想をお伝えしましょう。「集会の終わりに野外奉仕に関する発表を聞いたので,わたしがその意味について尋ねると,わたしを教えていた証人は,それは聖書の音信を携えて戸別訪問をする仕事であることを説明してくださいました。それから彼女は,その仕事がどのように行なわれているかをその週末に見学しませんか,と誘いました。『戸別訪問をしたいとは思いません。それはこじきのすることですわ!』とわたしは無愛想に答えました。そのことばを耳にしたもうひとりの証人は,『神の御子イエス・キリストは村々を巡り,戸別訪問をなさったのよ』と親切に話してくださったので,わたしは考えなおして,出かけることにしました。―ルカ 8:1。

「その朝,わたしたちは最初の家で反対に会い,わたしは驚きました。同行した証人は落ち着いて言いました。『さあ,次の家に行きましょう。あの女の人はわたしたちがなぜ訪問したのかがわからないのです』。その冷静な態度に接して落着きを取り戻したわたしは,彼女に従って伝道を続けました。その午前中のクリスチャン活動を終えた時,どんな気持ちがしたでしょうか。エホバに喜ばれる事を成し遂げたので,ほんとうに幸福でした。今では,戸別訪問に携わって偉大な神エホバについて人々に語ることを楽しみにしています」。

そうです,これらの人は,ひとたび人々の家を訪問して以来,それがつらいものであるどころか,言い表わせないほどの喜びをもたらす仕事であることを知りました。それは経験してみなければわかりません。あなたはこの活動に携わっておられますか。もしまだであれば,携わるよう計画しておられますか。この喜ばしい目標に向かって努力してはいかがですか。エホバにより頼み,精神的な満足をもたらすわざを楽しんでください。―詩 34:1,8; 38:1。

このような仕方でエホバ神に仕えることはたしかに貴重な特権です。それは神を喜ばせるばかりでなく,隣人に益をもたらします。多くの人々が聖書からの慰めを必要としています。(ロマ 15:4)時間がまだ残されている今,人々がそうした希望と慰めを得るよう,わたしたちすべてが助けるのは,きわめて緊急なことといわねばなりません。戸別訪問をして伝道の仕事に携わるなら,与えることによってより深い幸福感を味わえるでしょう。―使行 20:35。

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