ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 塔94 7/15 2–4ページ
  • 恐れは世界を支配している

視聴できるビデオはありません。

申し訳ありません,ビデオをロード中にエラーが発生しました。

  • 恐れは世界を支配している
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1994
  • 副見出し
  • 関連する記事
  • 核の脅威はまだ残っている
  • 暴力は恐れを助長する
  • エイズに対する恐れ
  • 核戦争 ― 脅威の源はどこにあるのか
    目ざめよ! 2004
  • 核の脅威 ― 終結からは程遠い
    目ざめよ! 1999
  • 地球を覆う恐れ ― 何を証明しているか
    目ざめよ! 1983
  • 核の脅威 ― ついになくなりましたか
    エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1994
もっと見る
エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1994
塔94 7/15 2–4ページ

恐れは世界を支配している

巨大な自動車爆弾の爆発で,ニューヨーク市にある110階建ての世界貿易センターが揺さぶられたのは,1993年2月26日のことでした。そこで働いていた何千人もの人は,立ち往生したエレベーターに閉じ込められたり,煙の充満する階段を逃げなければならなかったりしました。その人たちは,現在この暴力的な世界に広がっている恐れを感じました。

多くの場所で,人々は爆弾におびえています。アイルランドやレバノンのような国では,爆弾テロは普通のことになっています。1993年3月12日のこと,インドのボンベイでは,わずか1日のうちに13の爆破事件があり,約200人が死亡しました。それを観察したある人は,「ボンベイ全市がパニックに陥っている」と言いました。ニューズウィーク誌(英文)によると,自動車爆弾の爆発が「ごくありふれたものになると,それだけ一層恐れを感じる」のです。

核の脅威はまだ残っている

原子炉は爆弾の攻撃を受けやすいという恐れがあります。原子力発電所に対する攻撃が成功すれば,計り知れないほどの損害と苦しみが生じます。米国スリーマイル島にあった原子力発電所の安全ゲートをある男が車で突破しようとしたことなどは,この恐れが杞憂ではないことを示しています。

核兵器がテロリストや権力欲に飢えた支配者の手に渡ることを恐れている人も大勢います。一部の人は,失業した何千人ものソ連の核科学者が自分たちの技術を売ろうとするかもしれないことを恐れています。それに,START条約や他の合意によって戦略核兵器を大幅に削減することが求められているとはいえ,その実施が完了するのは何年も先になる見通しです。その間,急に権力の座に就いた熱狂的な人々によりこの兵器が使われるかもしれないという懸念は,人類の上に嵐を呼ぶ雲のようにのしかかるはずです。

暴力は恐れを助長する

暴力犯罪が広い範囲にわたって増加しているため,人々は家にいる時も道を歩いている時も恐怖心を抱いています。1990年には,推定2万3,200人の米国人が殺されました。例えばシカゴ市では,クラック(コカイン)を使用する人が増えたため,殺人事件が1年に700件生じました。幾つかの都市のある地域は戦場と化しており,子供たちを含め通行人が,飛び交う銃弾に当たって死亡しています。ある雑誌はこう伝えています。「中規模の都市で暴力は急速にエスカレートしている。……[米国]の社会には麻薬や不良少年があふれているため,自分は影響を受けないと言える人は一人もいない。アメリカでは毎年,4世帯のうち1世帯は暴力犯罪か窃盗の被害に遭っている」― US・ニューズ・アンド・ワールド・リポート誌,1991年10月7日号。

レイプに対する恐れも女性の不安の種になっています。フランスでは,報告されたレイプの件数が1985年から1990年の間に62%増加しました。カナダでは,6年の間に性的暴行事件は2倍に増加して2万7,000件になりました。ドイツでは女性に対する性的暴行事件が7分ごとに1件生じていると伝えられています。

子供たちも身の安全を心配しています。ニューズウィーク誌(英文)の報告によると,米国では「小学4年か5年の子供たちでさえ武器を所持するようになっており,教師や学校関係者はおびえて」います。状況は非常に深刻で,大きな都会の4分の1の学区では金属探知機を使用していますが,武器を捨てる気持ちのない生徒たちは,窓ごしに銃を渡したりして探知機を避ける方法を考えます。

エイズに対する恐れ

エイズにかかることを恐れる人もますます増えています。米国だけでも患者の数は23万人を超えました。15歳から24歳までの年齢層の間では,エイズは主要な死因の6番目を占めるに至っています。「将来の見通しは,病気がもっとまん延するという恐るべきものである」と,ニューズウィーク誌(英文)は述べています。

ダンス,演劇,映画,音楽,ファッション,テレビ,芸術といった分野に携わる人たちの間では,エイズで死亡する人が多くなりました。ある報道によると,パリに住んでジャーナリズムや芸術や演芸の仕事に携わる25歳から44歳までの人の死因の6割はエイズであるとのことです。WHO(世界保健機関)の報告によれば,世界中で800万から1,500万人のHIV感染者がいるとのことです。WHOの理事マイケル・マーソン博士は,「世界中のHIV感染による死者数が,特に発展途上国で急増しているのは今や明白だ」と述べています。

もちろん,環境問題や他の事柄についての恐れもあります。しかし,以上の報告を見ただけでも,恐れが世界を支配していることは明らかです。このことには何か特別な意味があるのでしょうか。恐れから解放されることを期待できるのでしょうか。

[2ページの図版のクレジット]

表紙の写真: 左: Tom Haley/Sipa Press; 下: Malanca/Sipa Press

[3ページの図版のクレジット]

Bob Strong/Sipa Press

    日本語出版物(1954-2026)
    ログアウト
    ログイン
    • 日本語
    • シェアする
    • 設定
    • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
    • 利用規約
    • プライバシーに関する方針
    • プライバシー設定
    • JW.ORG
    • ログイン
    シェアする