質問箱
● 神権宣教学校のどの話に,研究生は主題を準備すべきですか。
「1970年の神権宣教学校」の印刷された予定表を見ると,第1,第2,第5の話には各週適当な主題が用意されています。たとえば,6月21日の週の第1の話の主題は,マルコ伝 14章から16章に基づいており,第2の主題は,「福音書の記述を受け入れることができますか」,そして第5の話の主題は,「進化論の突然変異は気違いじみた論法」となっています。
しかし,「ものみの塔」の資料に基づく第3,第4の話を割り当てられた研究生は,自分で適当な主題を選ぶのが普通です。「聖書から得る慰めを分け与えなさい」のように,記事の表題をそのまま主題に用いることができる場合もあります。しかし,『読者からの質問』の場合のように,適当な主題を選ばねばならないこともあります。たとえば,6月21日の第4の話には,「つらい状況の下で,服従を示す妻を神は祝福される」,あるいは「神の取り決めに認識を示す人は報いを得る」というような主題が選ばれることでしょう。
印刷された計画表に,資料を明示する助けとして良い表題がついている場合でも,資料を十分に分析し,自分の話の内容の中心となる考えを示す主題を設けるのは良い計画です。先にあげた第3の話を取り上げると,聖書自体をもっと強調したいなら,「聖書 ― 慰めを与えるきわだった源」,あるいは,「真の慰めを他の人に分け与えうる唯一の方法は何か」,というような質問を主題とすることができます。
主題は話を方向づけるのに役だちます。それは話の概要を言い表わし,主要な点を記憶しやすくするものでなければなりません。予定されているそれぞれの話には資料が多量に用意されていますから,助言をうける点に注意を払ったあと,(1)資料を分析し,(2)示したい要点に適した主題を選び,それから,(3)筋書きの作成にとりかかるべきです。