弟子を作るのに助けとなる集会
4月29日に始まる週
13分: 13番の歌。必要な発表。「二十世紀におけるエホバの証人」の冊子の23,24ページ,「地域社会に対する『良いたより』の実際的価値」の部分に関する討議。良い資格を持つ若い兄弟や姉妹の読み手に節を読んでもらう。それから聴衆に質問し,答えを求める。キリストの教えが現実的なものであること,証言の際に他の人々が「良いたより」の真価を認識するのを助けるためにこの資料を用いられることを強調する。
22分: 「神の王国はあなたの家族にどう影響しますか」。1-3節に基づいて紹介の言葉を述べる。次いで残りの節を徹底的に討議する。聖句を必ず読み,それらがわたしたちの生活の中でどんな意味を持つべきかに関し,注解を求める。7節を討議する時,家族の他の成員を野外奉仕で援助するためにどうしているか,伝道者たちに注解してもらう。真にイエス・キリストの弟子である人は,皆,神の王国の支配に良心的に答え応じる必要があることを強調する。「わたしたちの王国奉仕」の記事に書かれた事柄を十分に活用すること。
12分: 「良いたよりを伝える ― 試してごらんになりましたか」。質問と答えで記事を討議する。選んだ節を読む。家の外にいる人々に近づくことで成功した伝道者たちから意見を求める。
8分: 地域大会に関する折り込みの内容を話の形で取り上げ,出席の準備を励ます。
5分: 奉仕の取決めを全員にはっきりと発表する。119番の歌と祈りで結ぶ。
5月6日に始まる週
12分: 16番の歌。必要な発表。簡潔な会計発表も含める。「二十世紀におけるエホバの証人」の冊子の25,26ページ,「その世界的組織と業」の部分を扱う。質問を投げかけて聴衆の参加も含めながら話で扱う。1979年の「年鑑」と結びつけ,何人がバプテスマを受け,司会された聖書研究はどれほどであったか数を引用し,会衆がこれらの数字にどれほど貢献したか述べる。
18分: 冊子の26-31ページ,「関心を持つ人たちが彼らについてしばしば尋ねること」を続けて扱う。前もっていろいろな家族に割当てをし,会衆の区域に最もふさわしい質問を幾つか選んで考慮してもらう。野外奉仕の時や,関心を持つ人が質問した場合など,これらの点にどう答えられるかを話し合う。質問に答えられるように備えをしておくことは弟子を作る上で大切であることを強調する。
23分: 「家族で準備しますか」。家族一緒に聖書を朗読したり集会や野外奉仕の準備をすることの価値を長老と家族が話し合う。記事の中の提案を実際に話し合う。5月の提供物を勧める短い証言を子供にどのようにして教えることができるか,親に実演してもらう。弟子を作る業に関心を抱くように,関心を示す人がいたなら親のどちらか,または他の伝道者について行ってもらい再訪問するべきであることを子供に強調する。10節に関連して,聴衆の中の若者に,「わたしの親は真理にいませんが,どうすれば家族研究を持てますか」,と手を上げて質問してもらう。彼をどのように援助できるか話し合う。
7分: 年の聖句と調和して,多くの実を結び,キリストの弟子であることを自ら証明する点ですべての人を援助するため,これからも提案を適用する必要があることを述べる。来週の集会までに啓示 2,3章を読んで調べてくるよう聴衆に勧める。奉仕の発表。60番の歌と祈り。
5月13日に始まる週
8分: 3番の歌と必要な発表。
20分: 家族としてだれのところに行くべきか。話の形で行ない,下記の筋書の中の質問を用いて聴衆にも参加してもらう。時間の許す範囲で聖句を討議する。
エホバに仕えることを難しくする圧力が絶えず家族に働きかけている。家族の成員一人一人の忠誠が厳しい試みを受けている。キリストを通してエホバが与えてくださる指示や指導に信頼を置かねばならない。ヨハネ 14章6節を論じる。イエスを通しての神の備えを別にしては現在にも将来にも希望はない。―使徒 4:12。
初期クリスチャンも同様の忠節の試練に直面した。イエスが聖書の難しい真理を話された時,ある者たちは去って行ったが,ペテロは去らなかった。(ヨハネ 6:67-69)わたしたちも同じ霊を持っているだろうか。家族の成員がペテロのように感じることはなぜ大切か。
去ることによって何を得るのだろうか。愛のない世との交わり,わずかばかりの肉欲の楽しみ,思いを暗くする教理に戻ること,問題ばかりで目的のない短い人生,悪霊に満たされることになる空虚感。―ペテロ第二 2:19-22。ルカ 11:24-26と比較。
キリストの頭の権の下に留まることによって,何を得,保つことになるか。キリストの贖いの益,生活の導きとしての聖書,楽園の地の確かな希望,死者の復活の希望,エホバのみ名を負う特権,エホバの組織とサタンの組織の明確な違いをはっきりと認められること,他の人々に良いたよりを分かつ機会,目的と真に希望のある生活。―ヨハネ 14:19。ペテロ第一 3:18。マタイ 6:10。イザヤ 43:10,11。ヨハネ 15:19。
キリストの指揮の下に留まるには強い信仰が必要である。家族の成員各自は家族内のすべての者に益を与えるため,どのように信仰を培うことができるか。(ローマ 10:17)イエスの命令の下に行なわれる弟子を作る業はわたしたちが助けられたと同じ方法で他の人々を助けるものであるので,それに参加するわたしたちは互いに親しくなり,信仰が強められる。(マタイ 28:19,20)エホバの是認を得るためにこのほか家族に求められることは何か。―ヨハネ 15:4,10。(一致と従順を強調する。)
わたしたちは家族として,キリストの頭の権および群れを世話するよう任命を受けた人々の下でエホバにしっかりと付き従いたい。日々の行ないを通してペテロが表明したのと同じ認識を示しなさい。―ヨハネ 6:67-69。
25分: 「霊が諸会衆に述べることを聞きなさい」。優れた教える資格を持つ長老により扱われる。
短い紹介の言葉: 先月は,エフェソス,スミルナ,ペルガモンの会衆への霊感による音信と,それらが今日の諸会衆にどう適用するかについて討議した。テアテラ,サルデス,フィラデルフィア,ラオデキアの会衆に対する音信が,今日の諸会衆およびそれらの会衆を形造っている多くの家族にどれほど有益かを強調する。
(聖書の啓示 2章を開くよう全員を招く。聴衆の参加。)会衆とその監督たちを検閲する「火の炎のような目」を持った方はだれか。テアテラ会衆のほめるべき点は何であったか。(啓示 2:18,19)イゼベルはどんな種類の女であったか。彼女はどんな事を教えたか。どんな態度を示したか。今日同じような道に従って悔い改めない者はどうなるか。今日,会衆の頭であられるイエスは,他の人々に明らかでない悪行を知っておられるか。(20-23節)「サタンの奥深い事がら」とは何か。個人または家族として,わたしたちはどのようにして「奥深い事がら」を知るようになるのを避けられるか。(24節。「秘義」の本,163ページ)25節では今日のわたしたちにどんな励ましが与えられているか。忠実な油そそがれた者たちはどんな活動に参加するか。彼らが「明けの星」を受けることは何を意味するか。(26-28節。「秘義」,164-169ページ)
わたしたちはサルデスの会衆と似ているか。今日人々が生きているように見えても死んでいるということがどうしてあり得るか。(3:1,2)会衆も家族もどんな事に注意を払う必要があるか。なぜか。(3節)「外衣」がクリスチャンとしての人の外見を表わすものであれば,永遠の命の報いを望むわたしたちにはクリスチャンとして何が求められるか。(4-6節)
わたしたちはフィラデルフィアの会衆に似ているか。わたしたちはクリスチャン活動の戸が開かれたことに答え応じているか。家族としてどのようにそうできるか。(8節)「サタンの会堂の者たち」はどのように油そそがれた者たちの足もとに敬意をささげたか。(9節。「秘義」,189-192ページ)フィラデルフィアの忠実な油そそがれた者たちにどんな報いが約束されたか。これは今日の忠実な人々に関して何を示唆しているか。(10-13節)
ラオデキアの会衆の問題は何であったか。なまぬるいということの意味は何か。このことは今日のわたしたちにどんな形で生じ得るか。(14-16節)ラオデキアの人たちはどんな意味で「惨めで,哀れで,貧しく,盲目で,裸」であったか。今日の家族もどのように同じ状態になる可能性があるか。回復のためのどんな薬が処方されているか。今日のクリスチャンはその薬をどのように用いられるか。(17,18節)わたしたちはキリストの懲らしめに答え応じるようどのように励まされているか。(19節)
結論: 会衆また家族として検閲されていることを大いに自覚しなければならない。エホバの証人であると主張するだけで救いが得られるわけではない。わたしたちは銘々,霊が諸会衆に述べることに注意を払おう。
7分: 野外奉仕の発表と,年の聖句を生活に当てはめるようにとの励まし。33番の歌と祈り。
5月20日に始まる週
5分: 48番の歌と必要な発表。
30分: 学んでいることをどうしていますか。
この部分は十分前もって準備されるべきである。野外に役立つ多くの優れた要点や,わたしたちの日常生活に役立つ様々な提案が,毎週の奉仕会と神権学校および会衆の書籍研究で扱われる。わたしたちは学んでいることを用いているだろうか。このプログラムでは,これらの集会の各々に10分ずつを用いる。月の初めに,三つの集会のそれぞれを一つか二つの書籍研究の群れが扱うよう割り当てる。できれば前の月に用いられたのと別の群れを選ぶ。集会で討議された資料から拾い出した点を機敏に用いるよう頼んでおく。奉仕者たちはそれを個人の決定に用いてもよく,非公式の証言や家から家の業,再訪問または他のどんな方法で用いてもよい。わたしたちは彼らの経験をこのプログラムで聞きたいと思っている。これは集会の復習であるべきではない。むしろ集会で学んだ資料が実際にどのように用いられたかを強調するものとすべきである。
20分: 忠節に仕えなさい ― あきらめてはなりません! 長老が次の資料を聴衆と討議する。
忠節とは何か。(エフェソス 4:24)会衆の成員が重大な悪行を犯したことを知っているなら,忠節さに動かされて何をするはずか。(レビ 5:1)ある兄弟について批判的な報告を聞いたなら,忠節さに動かされて何をするか。(詩 50:20,21。テモテ第一 5:19)相当のお金をもうける機会があるものの,それによってクリスチャンの兄弟たちに損害が及ぶ危険が潜在する場合,忠節さに動かされてどんな道を選ぶはずか。―箴 28:20。テモテ第一 6:9,10。
今日若いクリスチャンの忠節を試みるどんな状況があるか。若いヨセフは不道徳を犯すよう圧力と誘惑を受けた時,どのように抵抗できたか。この誘惑に関連して,「日々に」という表現から何を知ることができるか。似たような状況が学校でどのように生じることがあるか。(創世 39:7-12)エリの息子たちは幼いサムエルの忠節にどのように試みとなったか。今日,神の会衆の中から,若い人たちに試みとなる似たような状況が生じることがあるか。―サムエル前 2:12-18。
忠節をわたしたちの人格の一部とするよう励まして結ぶ。―エフェソス 4:24。テサロニケ第一 2:10。
5分: 奉仕の発表。65番の歌と祈り。