弟子を作るのに助けとなる集会
5月27日に始まる週
16分: 28番の歌。必要な発表。野外奉仕での経験を話してもらう。6月の提供について聴衆からの提案を求める。「真理」の本を用いて証言する実演を示す。研究を始めることを目ざすよう励ます。
22分: 「聖霊の助けがあるなら何ができますか」。聴衆の参加。若い人たちが2節を注解するよう励ます。主な点を強調する: エホバの霊の助けによってもっと多くの人が開拓奉仕を行なえるかもしれない。あなたはその一人になるだろうか。
17分: 「王国奉仕」折り込みの記事の初めから「品位のある振舞いを保つ」の部分まで(1-13節)を討議する。これは主に話として扱われるが,長老は,出席の計画を今立てること,良くなった振舞いへのほめ言葉,聖書の原則を毎日当てはめることなどの主要な点に注意を向ける質問をしながら聴衆を討議に引き入れる。会衆に特に当てはまる考えを強調する。
5分: 野外奉仕の発表。その週に考慮する「野外奉仕に備える」の主題を含める。117番の歌と祈り。
6月3日に始まる週
12分: 32番の歌と必要な発表。会計報告。「支部の手紙」の目立った点。
20分: 「事前の計画 ― 開拓奉仕」。質問と答えによる討議。6月中もできるだけ多くの人が補助開拓に参加するよう励ます。会衆の書記から申込書を入手できる。
15分: 「1979年『生ける希望』地域大会」。質問と答えによる討議で折り込みの資料の「特別な午前の野外奉仕」から「音楽」の部分の終わりまでの資料を考慮する。大会で野外奉仕に参加する計画を今から立てることを強調するような質問をする。野外奉仕への熱意を高めるため,引用されている三つの大会の報告を読むか,簡単に討議できる。「自発奉仕」から「音楽」の部分で,質問を出して,兄弟たちが自発奉仕者の必要と,どのように自発奉仕に応じられるかをはっきりと確実に理解するようにする。野外奉仕や大会チケットの新しい取決めがなぜできたのか,またわたしたちの全面的協力をなぜ必要としているかを十分に理解するよう助ける。
8分: 「地域大会の注意事項」。折り込みのこの副見出し以下の残っている資料を考慮する。話の形で扱い,特定のふさわしい文章を読むことができる。自分の折り込みを注意深く目で追うよう聴衆に勧める。これらの「注意事項」は,多くの伝道者がこれまでの大会から思い出すことのできるものなので,手速く次々と進む。結びにヨハネ 13章35節を読み,この「生ける希望」地域大会に出席して十分の益を受けるべく互いに助け合い,励まし合うようわたしたちすべてを促すに違いない精神について注解する。
5分: 野外奉仕の発表。その週に考慮する「野外奉仕に備える」の主題について触れる。109番の歌と祈り。
6月10日に始まる週
10分: 68番の歌。必要な発表。「開拓者と開拓者の報告」を簡潔に扱う。
20分: 「より重要な事がらを見きわめる」。
王国会館にもし黒板があれば,この部分に用いる。鍵となる聖句を討議する際,それを黒板に書く。同時に,「啓示 4:11 ― 神のご意志によって生きている」,「コリント第二 5:14,15 ― もはや自分のために生きない」,「マタイ 16:24 ― 自分を捨てる」といった具合に,聖句の要旨を並べて書く。
(5分)話。聖書はエホバの真のしもべとエホバに仕えることをしない者との明確な区別があることを示している。神の真のしもべたちは,自分が神のご意志によって存在しており,そのご意志が生活の中で第一に行なわれるべきものであることを認めている。(啓示 4:11)人類のために死を遂げることに示された,キリストの持つ愛は,そのような人たちにもはや自分のために生きないよう促す。(コリント第二 5:14,15)わたしたちがエホバを自分の所有者と認めて自分を捨てたことは,単にバプテスマだけでなく,毎日どのように生きるかによって明らかに示されなければならない。(マタイ 16:24)自分の場合にこうした事柄は確かに真実だ,とわたしたちは言えるだろうか。もしそうなら,わたしたちが自分の命をどう用いるかを神の言葉が支配しているのである。
(15分)聴衆の参加。すべての聖句を読むか要約する。聖書は真に重要な事柄をまず生活の中で守るようわたしたちを助けてくれる。(フィリピ 1:9-11)11節にあるように,そうすることの結果は何か。また,9節によれば,その結果に導くものは何か。
神にとってより重要な事柄の中にどんなものがあると聖書は示しているか。(テモテ第一 2:3,4)これと調和して,イエスは地上におられた時ご自分の時間をどのように用いられたか。(マルコ 1:38)復活の後,イエスは神から与えられたご自分の権威に注意を促され,次いでその権威を認めた者たちに仕事をお与えになった。それは何であったか。(マタイ 28:19,20)後に,天に上られる際,弟子たちが忘れることのないよう,最後に彼らに言い残されたことは何であったか。(使徒 1:8)わたしたちが個々に自問すべき質問は次のもの。『この業はわたしの生活の中で当然あるべき位置を占めているだろうか』。
正規または補助開拓者となれる人たちもいる。1979年の「年鑑」によれば,昨年度平均して毎月11万5,389人がそうした。会衆では何人だったか。それを行なえる健康や事情になることを熱心に願っているものの,思い通りにいかない人たちもいる。神はわたしたちの事情が許さないことを求めたりはされない。しかし,神のご意志を行なうことがわたしたち各人の生活の中で第一になるべきである。わたしたちの中には,生活に調整を加えて王国の奉仕そのものに一層十分参加できる人がいるだろうか。わたしたちはマタイ 13章22節に描かれている者のようになりたくない。23節の人のようになりなさい。
聴衆に尋ねる: たとえ全時間世俗の仕事をしなければならない人がいるとしても,弟子を作る業が生活の中で然るべき場所を確かに占めていることは何によって分かるか。家族の世話にほとんど一日中かかる母親は,自分の生活が本当にエホバに仕えることを中心に築かれていることをどのように示せるか。
人の生活事情は変わることがある。若い人たちは学校を卒業する。親は子供が自分の家庭を持つ時,時間を余分に持てる。退職すれば自由な時間が増える。それは,次のように自問する時である: わたしは本当により重要な事がらを見きわめているだろうか。自分の命をどのように用いているだろうか。この事に対するエホバの見方は何だろうか。エホバの見方がわたしたちの歩みをいつも導くものでありたい。(詩 36:9)結論として,紹介の話に用いた鍵となる聖句を簡単に復習する。
25分: 『エホバの恵み深きを味わいしれ』。(1978年11月15日号「ものみの塔」,20ページから22ページの三番目の副見出しの前までに基づく。)短い紹介の話(2分)で20ページを扱う。詩篇 34篇8節に述べられているように,どのように『味わう』のか,またダビデの境遇を理解するとその節の意味がどのように深まるか示す。
21ページから22ページの三番目の副見出しの前までを扱う際,どの副見出しの下にある節もすべて読み(各部分に別の読み手を用いる),その後ふさわしい質問をする。各部分の最後の節を強調する。
結論として,この集会で話された事を祈りのうちに考慮するよう全員に勧める。献身した神のしもべとして,エホバの奉仕に一層十分にあずかろうと思うなら,生活をこのように変化させることが必要になるだろうか。信仰に動かされてそのような調整を行なう人々にエホバは良いものを約束しておられる。(開拓奉仕の申込書は会衆の書記から入手できる。)
5分: 野外奉仕の発表。その週に考慮する「野外奉仕に備える」の主題に触れる。43番の歌と祈り。
6月17日に始まる週
15分: 105番の歌。必要な発表。『エホバの恵み深きを味わいしれ』の討議。
(10分)1978年11月15日号「ものみの塔」の記事の22ページ三番目の副見出しから23ページの最後までを扱う。目的は,開拓奉仕の祝福にあずかりたいとの願いを鼓舞すること。聴衆の中の若い人たちが節を読むよう前もって取り決めておく。全体を読んだ後,注解を促す。若い人たちや開拓奉仕をしてきた人たちに,開拓奉仕の益を強調する短い注解を準備してもらう。7月中に補助開拓を計画している人たちは申込書を出すよう思い起こさせる。
25分: 若いみなさん,あなたの人生はテモテの人生のように報いの多いものになりますか。
(5分)開拓者精神を持つ兄弟による話。人生に健全な目標を持つことの重要さを強調する。あなたの目標は何か。高い教育? 人生をおもしろく過ごすこと? 良い仕事? ソロモンはこのすべてを持っていた人であった。エホバはわたしたちの益のためソロモンに何を書かせたか。世の教育を多く受けても幸福はもたらされない。(伝道 1:18)楽しみを求め,人生のとびきりおもしろいことをしても,それは人に空虚さを残すだけである。(伝道 2:1,2)良い働き手になることを学ぶのは祝福であるが(伝道 2:24),自分の仕事を生活の中で第一にするなら深い失望を味わうようになる。(伝道 2:21)では何をするか。わたしたちが生きている理由を忘れてはならない。それはエホバに仕えることである。この事実に全面的に調和して生きようとしない人は皆,本当に幸福ではない。年をとって自分は『何も楽しむところなし』と言うことのないよう,伝道 12章1節の助言を適用しなさい。テモテは聖書の助言を適用した人の一人であった。
(18分)司会者は,十代半ばから後半の若者数人をステージに招き,テモテの生涯を中心に討議する。強調すべき要点は,真の祝福を伴う豊かな人生は,自分の命をエホバへの奉仕に精一杯用いる人たちのものであるという点である。演壇上の人たちと次の点を考慮する: 二回目の宣教旅行の途上でパウロがテモテを訪ねた時,テモテは何歳位だったか。(十代後半か二十代初めと思われる)テモテは明らかにどんな個人的問題と戦わねばならなかったか。(テモテ第一 5:23)どれほど長くパウロのもとに留まったか。(塔77 9/1 531頁9節)彼らはどんな経験を共にしたか。(テモテ第二 3:10,11)テモテはどんな健全な資質を示したか。(フィリピ 2:20-22。テモテ第二 1:5。塔77 9/1 531頁9節)テモテの奉仕は,当時の他の若者が得ることのなかったどんな機会へと導いたか。同じことが今日でもどのように真実か。(参加者は討議のために前もって準備し,資料を調べておくべきである。この部分をきびきびと進め,若者たちの思いに訴えるものに保つ。)
(2分)聴衆に向かって結論を述べる。心を傾けて全時間エホバに奉仕することにより,若い人は豊かで満足のいく人生を送れる。命に至る道を歩むよう人を助けられること以上に報いの多いものはない。テモテのように全時間奉仕に携わる人々の多くが,今は監督となって様々な会衆で奉仕している。あなたの生活の中でエホバを第一とし,結果として来る多くの祝福を楽しみなさい。―伝道 12:1。
15分: 学んでいることをどうしていますか。
この部分は十分前もって準備されるべきである。野外で役立つ優れた要点や,わたしたちの日常生活に役立つほかの点が集会で扱われている。学ぶことを活用するのがわたしたちの目標であるべき。(ヤコブ 1:22-25)このプログラムでは,次の集会にそれぞれ5分を用いる: 「ものみの塔」研究,奉仕会,会衆の書籍研究。月の初めに,この三つの集会の各々を一つか二つの書籍研究の群れに割り当てる。集会で討議された資料から拾い出した点を機敏に用いるよう頼んでおく。(ある群れが先月と同じ集会に割り当てられないよう,割当てを交替する。)奉仕者たちはそれを個人の生活に適用してもよく,非公式の証言や家から家の業,再訪問などに用いてもよい。わたしたちは彼らの経験を聞きたいと思う。これは集会の復習であるべきではない。むしろ集会で学んだ資料が実際にどのように用いられたかを強調するものとすべきである。
5分: 野外奉仕の取決めを発表する。46番の歌と祈り。
6月24日に始まる週
8分: 25番の歌と必要な発表。
20分: 会衆で必要な事柄を扱う。
15分: 「良いたよりを伝える ― 関心を育てる」。質問と答えで討議する。提案に従った再訪問の例を実演で示す。すべての伝道者が研究を一つ司会することを目標に再訪問に励むよう勧める。
17分: 7月の予約の提供をよく練習された実演で示す。7月1日号の「ものみの塔」の用い方についてよく成功している幾人かの奉仕者から提案を述べてもらう。野外奉仕の発表。102番の歌と祈り。