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目ざめよ! 1983
目83 1/22 29–31ページ

世界展望

「黙示」を見る国連事務総長

● 国連のデクエヤル事務総長は就任演説の中で次のように警告した。「黙示録の内容は今日では単なる聖書の描写する事柄ではなく,極めて現実味を帯びたものとなっている。このように破局と生存の瀬戸際に置かれたことは,人類がこれまでに経験したことのない事柄である」。世界の軍事予算が年間6,000億㌦(約159兆円)に達したことに注意を促したあと,事務総長は次のように語った。「今日の軍備競争は世界各地の海洋や宇宙空間にまで及んでいる。事実,軍備の蓄積が,経済の低迷する不況期に拡大を続ける数少ない産業の一つを支えるという皮肉な状態が見られる」。「全世界で約50万人の科学者が,より精巧で殺傷率の高い兵器の開発に自分たちの知識を専ら利用している」事実がこの軍拡の実体を物語っている。もちろん,「黙示録」に出てくる聖書の戦争は人間によって引き起こされるものではなく,神によって引き起こされるものである。―啓示(黙示録)16:14-16。

現在戦われている世界戦争

● 現在世界中で戦われている様々な戦争全体の規模を把握している人はほとんどいない。昨年の半ばに,トロント・スター紙は次のように伝えた。「大まかに計算しても世界人口のうち約7億160万人がいずれかの戦争の影響を被っている。これは地球上に住む人々の6人に一人の割合になる。その数字は第二次世界大戦の影響を直接被った人の数をそれほど下回るものではない。これらの“忘れかけられた戦争”によって毎年,約25万人の戦闘員と200万人にも上る一般市民が死亡している」。

死の宣伝

● 盛んに報道された最近の戦争は,『戦闘で実証済み』の軍需品の販売を大いに促すという効果を勝者の側にもたらした。60ほどの軍事関係の国際誌には様々な広告が掲載されている。その中には,イスラエルの航空機製造会社の「戦闘という苦心のたまもの」という広告やアルゼンチンとの戦争に使用された,英国のマルコーニ社製の夜間有視界兵器の宣伝文句,「今や敵は夜陰を頼みにすることさえできない」というものがあった。ウォール・ストリート・ジャーナル紙は,「しばしば戦争反対を説く指導的な中立国が,兵器広告の主立った広告主である」ことさえある,と伝えた。同紙はその例として「スイスのモワグ社」を挙げている。モワグ社が「製造するピランハと呼ばれる軽戦車は,『数秒のうちに敵を倒し,有無を言わせない』」とされている。また,スウェーデンの大砲メーカーは,「我が社の57㍉砲弾は100㍉砲弾と同等の威力を備えている」と誇っている。軍事雑誌の一関係者によると,兵器メーカーはこうした広告を載せることにより,「いつかは国防大臣が[自社の兵器]を名指しで注文してくれるかもしれないと希望している」のである。

最大規模の人口計算

● 昨年の7月,事前の計画通り十日にわたって,10億を超す人口を数える地上最大の人口調査が行なわれ,600万人近くの男女が中国本土を動き回った。1964年以来のこの調査に当たって,同国の国勢調査員は19の項目について質問をした。それによって政府は民衆の状態をより良く把握し,将来の計画を立てる上での助けが得られる“人の口”を登録するため,ソロバンに代わって29台のコンピューターが使用されることになっている。中国語の人口という言葉には文字通り“人の口”という意味がある。

インドの持参金制度がもたらすジレンマ

● 伝えられるところでは,一昨年,インドのニューデリーだけで,約400人の若い花嫁が不審火で死亡した。焼死者はその後も同じ割合で出ている。インディア・トゥデー紙は,「いくら文明的な論議をしたところで,インドの伝統的な結婚にまつわる残忍な行為を減らすことはできない」と伝えている。同紙は,その「残忍な行為」について説明し,それらの娘は「多額の持参金を手に入れようとする婚家の欲望の犠牲者」であると述べた。ヒンズー紙は次のような説明を載せている。ヒンズー教の持参金の習慣は「封建的カースト制のブミハルおよびラジプート階級に深く根を下ろしている悪弊である。親は息子のために膨大な額の持参金を要求し,それを受け取る」。娘の実家が約束の持参金を支払えないと,婚家の家族は,お金になる花嫁と結婚できるよう息子を自由にするため,法律で禁じられている“花嫁焼殺”つまり“持参金殺人”という手段に訴えることが少なくない。殺人罪で起訴されるのはごくまれである。

インドの一部地域では,法外な持参金の要求が思わぬ反動を呼んでいる。持参金を支払う資力のない親は結婚用心棒と呼ばれるならず者を雇い,花婿を誘かいさせて,銃を突き付けて祭壇の所に連れて来させる。ある娘の父親はヒンズー紙の記者に対し,「ごろつきを雇って適当な独身男を手に入れるほうが,法外な持参金を払うよりずっと安い」と語った。追加料金を支払えば,結婚式の後もならず者の保護を得られる。こうした誘かいは警察の介入をほとんど受けずに,幾百件も生じていると言われる。

胎内における思考活動?

● 二人の医師が米国医師会ジャーナル誌に寄稿し,胎児の精神活動に関するその研究結果を発表した。胎児の心臓の鼓動を調べ,それを胎児の動きと比較したところ,「一般に胎動の生じる前に鼓動が早くなり始めることが分かった」と,両医師は説明している。観察によれば,胎児が動き出す6ないし10秒ほど前から心臓の鼓動が高まり始める。医師たちは次のように書いている。「このパターンは,行動それ自体が生じる前に行動のことを考えて鼓動が高まる成人の場合と類似している。これが,胎児もしくは成人のいずれかの意識的思考や計画を示唆しているのかどうかは……今後の調査に値する興味ある[問題]である」。

ケニアの呪術医粛正

● ケニア南部の法廷に立たされたキンユギエ・ラヤシは最近,法律で禁じられている魔術を使った罪を認める答弁をした。ところが,ナイジェリア,イバダンの新聞デーリー・スケッチによると,「自分は30年も呪術医をしており,ほかの仕事を知らないと語って」,ラヤシは寛大な処置を求めたと言う。しかし法廷はこの人の活動に好意的な見方を示さず,50歳のこの男性に懲役12か月の刑を宣告し,キリンの尾や黒い粉を含めた商売道具を焼却するよう命じた」と同紙は伝えている。

お高くて尊大

● カトリック教徒であるコラムニスト,ビル・リールはニューヨーク・デーリー・ニューズ紙の中で,法王ヨハネ・パウロ2世の神学顧問,マリオ・ルイジ・チアッピ枢機卿のことを取り上げた。リールはこう書いている。リムジンから姿を現わした枢機卿が「手を差し伸べると,僧職者ではない要人たちが腰をかがめてその指輪に口づけをした。それから,カクテルを飲み,昼食を取るため,全員が建物の中に入った」。そのコラムニストは,その時の自分の反応を次のように書いている。「私はカトリック教会を愛している。事実,自分がその成員であることを喜びとしている。だが,この王侯然とした僧職者もしくは僧職者然とした王侯にまつわる虚飾や尊大な態度すべてにたじたじになり,ぞっとさせられた。それは不作法で,人に当惑を覚えさせるものであった。……一般大衆は,リムジンを乗り回したり,自分の指輪に口づけさせたりするような人物に共感を覚えることはできない。どれほど神聖であろうと,そのような人物は余りに近付き難く,冷淡で,住む世界が違うように映る。同枢機卿はおびただしい数の召使いやメイド,コック,コート持ち,おべっか使いを従えている。我々と共通のものは何もないゆえ,我々に何を告げることもできない」。―マタイ 23章5節から12節と比較。

最初のジェット推進飛行?

● 「週間ソビエト」誌に載ったソ連の一科学者が書いた一記事によると,チョウは飛しょう時間の3分の1の間その羽をたたんでいる。このようにする昆虫や鳥は他に例を見ない,とこの女性科学者は主張している。「高速度写真を撮って,チョウの羽の動きの速さを100分の1に落とし,チョウがそれを行なう様子をソビエト・セベルツォフ研究所で科学者たちに見せました」と同女史は語った。彼女の説明によると,チョウは4枚の羽をたたみ,2枚の後翅でだ円形の筒を作る。その筒を次第に狭めてゆき,筒の中の空気を幾らか下に向けてジェット噴流のように排出する。これによってチョウは,ジェット推進による揚力と推力を得,次にはばたくまで飛び続けることができるとされている。

追い払われる余分の“神々”

● 台湾省では,しかるべき資格を有していない中国の男神や女神は消え去る定めにあるという。台北市の民政局局長は寺院で神格者として仰がれているものすべての資格を調査する専門家を任命した。同局長は,幾百もの仏教や道教の寺院が「存在するのは,そこで働く人々が生計を立ててゆかねばならないからにすぎず,神とされているものは普通,古典に出て来る英雄である」ことに注目している。同局長は,「このようにして人間が神々を作り上げ無知の民衆を欺くという結果をもたらしただけのことである」と語り,さらにこう言葉を続けた。「中国の人々は自分がだれを,またなぜ崇拝しているのかを知っているべきである。当地においても中国全土においても今日,祭事をつかさどる当の本人が神々とされるものの実体を知らないことが少なくない」。

火山がジェット機を攻撃する

● 最近のこと,高度9,100㍍の所を飛んでいたシンガポール航空の旅客機が,ジャワ島のガルングング火山から噴き上げられた高さ1万1,000㍍の火山灰の雲の中に突っ込んだ。同機の4基のエンジンのうちの3基が停止し,数千㍍降下して何とか操縦可能になり,インドネシアのジャカルタ空港に緊急着陸した。この二,三週間前にも,同じ火山から噴き上げられた噴じんで英国航空のジェット機のエンジンがつまり,同機は正常な飛行に戻るまでに5,800㍍降下した。この火山は最近の一連の噴火を起こすまで,1世紀ほどの間,活動を停止していた。

借金にあえぐ諸国家

● 第三世界の国々の債務は今やおよそ7,000億㌦(約185兆円)に達している。債務を支払っている国もあれば,支払いの遅れている国もある。1979年には,商業銀行からの借り入れ金の返済が滞っている国が17か国あった。1981年には,その数は26か国に急増し,その後もほぼ同じ割合で増え続けている。他国の政府や援助機関に債務の支払い計画の変更を求める国々の数も急増している。このような債務は経済学者の間に「全地球的規模の経済混乱に対する恐れ」を引き起こしていると,カナダ,トロントのサンデー・スター紙は伝えた。

奇妙な融合

● フロリダのマイアミ・ヘラルド紙は,今や同市の政治家は「サンテロス」の大グループを考慮に入れなければならないと報じている。サンテロスとは,「キューバから当地に伝えられ,上辺はカトリック教を装うアフリカの一宗教の信者」のことである。政治的な地位をねらう人の中には,サンテリアの儀式に参加して,鳴り物入りで支持を求める人もいる。ローマ・カトリックの司祭で人類学者でもあるファン・ソサは,このサンテリアを,「アフリカの神々をカトリックの聖人として崇拝するもの」であると述べている。同紙はさらに次のように言葉を加えている。「ソサによると,キューバでは二人のカトリックの聖人がサンテリア崇拝と特に結び付けられている。その一人は聖ラザロであり,それに対応するアフリカの神は病と健康の神,ババル・アイェである。もう一人は聖バルバラで……これは雷神チャンゴと同一視されている」。

オーランド・センティネル紙によると,同様に「ハイチで強い勢力を有しているブードゥー教や土着の宗教もある程度[マイアミに]持ち込まれている」。その例として,同紙はハイチの聖母教会の教区司祭の語った次の言葉を伝えている。「自分は今でもただ一人の神を信じるよう教区民を教えているが,礼拝には太鼓など,ブードゥー教の文化的特徴の幾つかを取り入れている」。

最高数を記録した米国の服役囚

● 米国の州刑務所と連邦刑務所には38万5,000人近くの受刑者がいる。その数は1年間で14%近く増加した。最近になって,女子の受刑者の数は男子の2倍以上の割合で増え続けている。

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